チョコレートは危険な食品?健康効果、アレルギーや中毒症状について

chocolate

バレンタインデーが近いこの時期は、一年の中でチョコレートへの関心が最も高くなる季節です。

バレンタインチョコは、意外にも欧米では見られない日本独自の習慣ですが、チョコレートは世界中で愛されている食品です。

日本人は一人当たり年間 2.2 kgのチョコレートを食べると言われています。

最近はチョコレート効果などの健康的な面が話題になっていますが、その一方で、チョコレートアレルギーや中毒性など健康にとってのマイナス面も指摘されています。

そこで、今回は気になるチョコレートの起源や効果・効能、食べ方の注意点や危険性についてまとめてみました。

チョコレート好きな方は是非ご参考ください!

 

チョコレートの起源

chocolate-history

チョコレートの歴史は古く、その起源は紀元前2000年頃の古代メキシコまでさかのぼります。

当時チョコレートの原料であるカカオは「薬」として扱われ、「神様の食べ物」と呼ばれ大変重宝されていました。

その後、16世紀になってカカオはメキシコからスペインに持ち帰られヨーロッパ全土に広まりました。

16世紀当時のヨーロッパでも、カカオを「薬」として扱い、疲労回復や滋養強壮の効果を上げていた記録が今でも残っています。

 

現在のチョコレートの原型

現在のようなお菓子としてのチョコレートは、1847年にイギリス人のジョセフ・フライがすり潰したカカオ豆に砂糖とココアバターを加えて作ったものが最初だと言われています。

その後、まろやかで食べやすいように改良が加えられ、1876年にスイスでミルクチョコレートが誕生しました。

日本でチョコレートが販売され始めたのは、明治時代(1877年)からです。

 

チョコレートの効果・効能

cacao

チョコレートの原料は、カカオから抽出されたカカオバターと砂糖がメインなので脂質と糖質だけで80%以上を占めています。つまり、チョコレートは高脂肪高カロリー食品だと言えます。

高脂肪高カロリーと聞くとダイエットにとってマイナスなイメージがありますが、チョコレートには主に以下の有効成分が含まれています。

  • カカオ・ポリフェノール
  • テオブロミン
  • オレイン酸
  • GABA(ギャバ)
  • ビタミン(ビタミンE・ナイアシン)
  • ミネラル(カルシウム・鉄・マグネシウム・亜鉛)
  • 食物繊維
  • カフェイン
  • ブドウ糖

 

チョコレートの成分で特に注目されるものは次の5つです。

カカオ・ポリフェノール

ポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、病気やアレルギー、老化の原因となる活性酸素を除去する効果があります。
最近の研究では、ストレスへの抵抗力を高め、ガン予防や生活習慣病である動脈硬化の予防効果が期待できると言われています。

テオブロミン

デオブロミンには、大脳皮質を刺激、活性化して集中力・思考力・記憶力を高め、気分を高揚させる効果が期待できます。カフェインよりも効き目が穏やかな覚醒作用があり、疲労回復効果もあります。

また、テオブロミンには毛細血管の血流改善効果があり、冷え症やむくみの改善も期待できます。

GABA

キャバは、正式名称はガンマ-アミノ酪酸と呼ばれる脳内にある抑制系の神経伝達物質です。

ドーパミンなどの興奮系の神経伝達物質を抑える作用があり、リラックス効果による抗ストレス作用が期待できます。

オレイン酸

オリーブオイルなどにも含まれる不飽和脂肪酸の一種でチョコレートの原料であるココアバターに含まれます。

不飽和脂肪酸を摂ることによって、動脈硬化の原因にもなる悪玉コレステロール(LDL)を下げて、善玉コレステロール(HDL)を上げる効果が期待できます。

食物繊維

食物繊維の目標摂取量は20~25g/日ですが、平均的な日本人の食生活では食物繊維が不足しがちです。

十分な食物繊維を摂ることは便秘や肥満予防、大腸ガン予防、高脂血症や高血圧予防などに効果的です。
板チョコレート一枚には約2gの食物繊維が含まれ、その内の約50%がリグニンと呼ばれる物質です。
リグニンはポリフェノールが集まった食物繊維で抗酸化と整腸作用の両方が期待されています。

  • 便秘予防
  • 整腸作用
  • 肥満防止
  • 大腸ガン予防

 

チョコレートを食べる上での注意点と危険性

マイルドな味で人気のあるホワイトチョコレートには健康効果が期待できるポリフェノールはほどんど含まれていません。

また、チョコレートによってはほとんど砂糖と植物性脂肪のカタマリのようなものもあるので要注意です!

 

原材料の表示を確認する

原材料

チョコレート効果を期待するためには、チョコレートのパッケージの裏の「原材料」をよく確認する必要があります。

原材料名は使用している割合が多いものから順に記されています。

例えば、砂糖・植物油脂・全粉乳・カカオマスの順に書いてある場合は、原料のほとんどは砂糖と植物油脂です。

チョコレート効果を期待するためには、以下の5つに留意してください。

  • 先頭に砂糖が表示されていない
  • カカオマスやカカオバターが先頭に表示されている
  • ミルクチョコよりダークチョコ
  • カカオが70%以上
  • 一日の適量は板チョコの半分程度(35g)

 

チョコレートアレルギー

チョコレートにはニッケルの含有が多いため、金属アレルギーの人がチョコレートを食べると湿疹などの症状が起こる可能性があります。

また、チョコレートに含まれるチラミンという物質には血管収縮作用があるので、その作用が切れた時に血管拡張を起こし粘膜に浮腫が起こり、頭痛や蕁麻疹、アレルギー症状の悪化などの原因になる場合もあります。

子供の場合は、チョコレートに多く含まれる神経興奮作用のあるカフェインの摂取には注意が必要です。

 

チョコレートの中毒性

米国の大学の研究では、糖分と脂肪を多く含んだチョコレートにはある種の食物依存性があることが指摘されています。

その理由は大量の砂糖と脂肪を多く含む食品が脳内の報酬系(ドーパミンの報酬回路)を刺激するためだと考えられています。

脳内の報酬系を求めたチョコレートのストレス食いは大量の砂糖と脂肪を摂取する結果となり、カラダにもよくないので避けたいものです。

 

まとめ

チョコレートは、多くの有効成分を含み健康効果が期待できる食品です。

同じチョコレートという名前でもカカオなどの原材料の比率によって効果が変わってきますので原材料表示は必ずチェックされることをお勧めします。

しかし、高カロリー食品なので食べ過ぎには注意が必要ですし、有効成分でも摂りすぎは逆効果になります。

チョコレートにはアレルギーや中毒性も指摘されていますので、体質に合わない方や異常を感じた時は摂取を控えることをお勧めします。

 

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