【首のうしろや付け根の痛みの原因】実は危ない病気かも?

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日本人のおよそ70%は生涯のうちに首の痛みを経験するそうです。

あなたも今まで一度くらいは首が痛くなった経験があるのではないでしょうか?

例えば、「仕事で一日中パソコンとにらめっこしてたら、首が痛くなった」とか、「朝起きたら、なぜか首が痛くて回らなくなった」とか?

首の痛みの原因は大きく分けると2つに分類されますが、同じ首の痛みでも危険な病気の兆候の場合もあります。

そこで今回は、首の後ろや付け根の痛みの原因注意すべき病気の症状についてまとめてみました。

 

首へかかる負担

ヒトの頭の重さは成人で体重の約10%あり、ボーリングの球と同じくらいの重さです。首はその重たい頭を支えて、さまざまな方向に動かすので、いつも大きな負担がかかっています。

そのため、運動不足で首の筋肉が弱くなったり、悪い姿勢を続けると、筋肉痛などの首の痛みを起こしやすくなります。首の痛みの多くはこのタイプです。

しかし、長年の生活習慣、加齢、病気によって、頚椎(けいつい=首の骨)や椎間板(ついかんばん=頚椎の間のクッション)自体にも変形や破壊が生じてしまいます。

 

首の痛みの2大原因

首の痛み

 

機能的な原因

機能的とは、首のまわりの筋肉や骨格に大きな外傷や変形がない場合の原因のことです。

悪い姿勢などが原因で一時的に血液の流れなどが悪くなっている状態で、まだ特定の病気にはなっていない段階です。

機能的な首の痛みの原因には寝違い肩こりなどがあります。これらには2、3日すれば自然に治るものもあり、首の筋肉を鍛えたり、首に負担のかかりにくい姿勢をとることで多くは改善されるのです。

 

器質的な原因

器質的とは、筋肉、骨格、椎間板などの組織がケガや病気などによって変形、破壊された場合、または内臓の病気が首の痛みの原因になる場合のことです。

首の痛みの器質的な原因には椎間板ヘルニア骨折ガンなどがあります。

これらは特定の病気が原因なので、専門の病院に行って素早く治療する必要があります。

しかし、初期の場合は大きな痛みがないことも多く、見逃してしまいがちです。

 

注意すべき器質的な病気

ギランバレー症候群

 

頚椎症

頚椎や椎間板が加齢とともに長年かけて傷んで変形する病気です。

頚椎に骨棘(こっきょく)と呼ばれるとげ状の突起が形成されたり、椎間板に膨隆(ぼうりゅう=盛り上がりやふくらみ)ができます。

頚椎症は骨棘や椎間板の膨隆が神経の通り道を刺激したり圧迫したりすると、首の痛みとともに手にしびれの症状がでます。

重症な場合は足のしびれ歩行困難、排尿、排便困難などもあります。

頚椎症で骨の異常がある場合はレントゲンの検査で診断され、神経の圧迫はMIRで確認されます。

 

頚椎椎間板ヘルニア

頚椎症が長年をかけて発症するのに対して、頚椎ヘルニアは30~50代に多い病気で、椎間板の中心にある髄核(ずいかく)と呼ばれる部分が突然飛び出して神経を刺激、圧迫することがあります。

症状は頚椎症とほぼ同じで、首の痛みや手のしびれがあり、重症化すると足のしびれ歩行障害、排尿、排便障害などがあります。

頚椎椎間板ヘルニアは病院のMIR検査で診断されます。

 

後縦靭帯骨化症

頚椎の後ろ側にある、後縦靱帯(こうじゅうじんたい)という部分が骨に変化してしまう原因不明の病気です。

この病気は現在、難病指定されています。

この病気はあまり症状がない場合もあり、レントゲンやMRIの検査をして初めてわかる場合があります。転倒などの衝撃で初めて症状が現れる場合もあります。

初期の症状は首の痛みや指先のしびれから始まり、進行すると足がしびれたり、さらに重症になると歩くのが困難になったり、排尿、排便が困難になったりします。

 

癌(がん)

肺がんなどの内臓系の病気でも発生の場所によって、首や肩の痛みの症状を伴うことがありますので注意が必要です。

特に60歳以上の人はガンの発症率が非常に高まるので、地域でがん検診があれば積極的に受診されることをおすすめします。

 

まとめ

機能的な原因の首の痛みは姿勢の改善や運動などで症状はよくなります。

頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア・後縦靭帯骨化症のいずれもレントゲンやMRIで診断されます。

歩行障害や排尿や排便の障害が現れたら重症のサインですので、直ちに病院へ行って専門医による診察を受けることをおすすめします。

 

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