【ノロウイルス対策】院内感染にも注意!予防法(消毒法)と検査法とは?

食中毒

流感は通常は冬に多いものですが、ノロウイルスは経口による感染力が高く、学校などの施設などで集団感染や病院での院内感染を引き起こしやすく一年中発生します。

現状ではノロウイルスのワクチンもなく、より強力な新型ノロウイルスの大流行も心配されています。

また、インフルエンザなどのウイルスには非常に効果的なアルコール消毒も、ノロウイルスにはほどんど効き目がありません。

そこで、今回はノロウイルスの感染経路潜伏期間、消毒などの予防法検査法などについて分かりやすくまとめてみました!

 

ノロウイルスとは?

ノロウイルスとは非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一属で、1968年に米国のオハイオ州ノーウォークという町の小学校の急性胃腸炎の患者のふん便から検出されたのが最初でした。

 

はじめは、その地名からノーウォークウイルス、ノーウォーク様ウイルスと呼ばれていましたが、割と最近の2002年に国際ウイルス学会で正式に「ノロウイルス」と命名されました。

 

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感染経路

ノロウイルスは、ほとんどが経口感染で以下の感染経路があります。

  • ふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染
  • 家庭や施設などで人から人への直接感染
  • 病院での院内感染にも注意が必要です
  • 食品の製造業、飲食店や家庭で調理するの食品を食べて感染 
  • ウイルス汚染された牡蠣(かき)などを食べて感染
  • ウイルス汚染された井戸水や水道水を飲んで感染

 

特徴

ノロウイルスへの感染は一年中発生しますが、冬場にさしかかる11月くらいから発生数が増加して、12月から1月の間が一番のピークになる傾向があります。

 

ノロウイルスによる感染症は、感染性胃腸炎の一つで、多くの場合は軽症です。

このウイルスはアルコールに対して抵抗性が強く、効果的なワクチンなどもありません。

 

ノロウイルスに感染したら

潜伏期間は24~48時間で、主な症状は、腹痛や下痢、吐き気や嘔吐で微熱が出ることもあります。

症状は1~2日続く程度で後遺症もありませ ん。また、感染してもはどんど症状がない場合もあります。

 

しかし、病院の院内感染や社会福祉施設で集団感染が発生して、もともと要介護で体力や免疫力がない方が死亡した例もありますので要注意です!

 

このウイルスは他のウイルスと比較して、熱やアルコールに強く、効果的なワクチンもありません

 

そのため、ノロウイルスに感染した場合は、症状を緩和するだけの対症療法しかありませんが、下痢の症状が続くので、特に水分補給はしっかりおこなうようにしましょう!

 

しかし、下痢の症状があるために、下痢止め薬を服用するのは、ウイルスを腸に留めて病気を長引かせることにもなるのでおすすめできません。

 

上記のような症状があっってノロウイルスの感染が疑われたら、保健所か医療機関に相談して下さい!

 

ノロウイルスの検査法

ノロ検査キット

 

ノロウイルスによる感染は症状の特徴だけから特定することはできません。

医療機関の検査キットで、ふん便中のノロウイルスを検出できますが、この検査は、ノロウイルスに感染していても陽性がでない場合もあります。(注)検査キットは3歳未満と65歳以上の方しか保険が適用されません。

 

通常の医療機関では行われていませんが、行政機関や研究機関で、電子顕微鏡などを使って、ふん便から直接ウイルスの遺伝子を確実に検出する方法があります。

 

ノロウイルスの消毒法

ノロウイルス汚染のおそれのある牡蠣などの食品は、85℃ ~90℃で90秒以上の加熱が必要です。

 

タオルなどもお湯を使って同様に消毒できます。

手洗いは、 殺菌力はありませんが、手指に付着しているノロウイルスを取り去る最も効果的な方法です。

トイレの後、調理前、食事前などには必ず手洗いをしましょう!

 

調理台、まな板や調理器具は、洗浄のあとに次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイターなど)に浸すとノロウイルスを消毒することができます。

 

しかし、キッチンハイターは手指には刺激が強すぎて使えません。

 

そこで、ウエルセプトという刺激の少ない手指用の消毒液が販売されています。

 

ウエルセプトには、エタノール(アルコール系)の他に亜鉛化合物も含まれているので、ノロウイルスの他、RSウイルス、ロタウイルス、インフルエンザウイルスなどにも効果があり、15秒でウイルスの99.99%が死滅するそうです。

 

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ノロウイルスは1度感染したら、症状が改善しても大人で2〜3週間、子供で1ヶ月以上はふん便の中からウイルスが検出されますので、新たな感染を起こさないように注意しましょう!

 

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まとめ

ノロウイルスは、冬場の集団感染に注意しけなければなりません。

器物の消毒はアルコールの代わりにハイターを使い、手洗いをしっかりしましょう。

ノロウイルスは感染力が強く回復しても、しばらく残るので注意が必要です。

 

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