集合体恐怖症【トライポフォビア】つぶつぶ画像で鳥肌の理由と克服法!

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あなたは、つぶつぶや小さな穴が密集しているモノや画像を見た時、鳥肌が立ったり、ゾクッとした恐怖感を感じることはありませんか?

もしかしたら、それは、「集合体恐怖症」かも知れません・・・

集合体恐怖症は、英名でトライポフォビアと呼ばれ、比較的新しい心理的症状の用語です。

集合体恐怖症とは一体どんなものなのでしょうか?また、病気として診断されるのでしょうか?

そこで今回は、集合体恐怖症の症状を起こす原因理由、その克服法についてまとめてみました。

 

集合体恐怖症(トライポフォビア)とは

 

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集合体恐怖症とは、つぶつぶや穴の集合体を見た時に、「ゾクゾクッ」とした気持ち悪さ、吐き気、重度の不安感や恐怖感に苦しむ症状のことを言います。

そのざまざまな症状のトリガー(引き金)となるモノや画像には、例えば・・・

  • ブクブクとした泡立ち
  • 蓮の実
  • ハチの巣
  • カエルの卵
  • エアインチョコレート

などがあげられます。

上記のようなモノを見た時、あなたは何も問題ありませんか?

 

集合体恐怖症の特徴は、その人の思考が支配されるような強迫観念、被害妄想などの症状とは異なり、つぶつぶや穴の集合体(視覚的トリガー)を直視した時にだけ症状が現れます。

これらは、精神疾患のような病気ではなく、特定の条件がそろった時にだけ現れる、例えば、高所恐怖症や閉所恐怖症などと同様な症状に分類されます。

 

また、集合体恐怖症(トライポフォビア)は、欧米においても精神疾患の症状や診断名には含まれていません

「トライポフォビア」という言葉自体は、2005年にギリシャ語のトライポ(=穴)とフォビア(=恐怖)の2語を組み合わせて作られたものです。

集合体恐怖症は、今まで何も症状がなかった人が、あるきっかけで発症する可能性が非常に高いとも言われています。

 

どんな症状が起こるのか?

 

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集合体恐怖症で、一般的に見られる症状は次の2つに分類されます・・・

 

  • 感覚症的状恐怖感・不安感・嫌悪感など
  • 身体的症状かゆみ・蕁麻疹・おう吐・動悸・めまいなど

 

これらの症状には、軽度のものから重度のものまでありますが、蕁麻疹やめまいなどの身体症状を起こすものは重度だと言われます。

危険なパターンは、自らが進んで「つぶつぶの集合体」を日常生活の中で探してしまう習慣がついて症状が進行してしまうことです。

症状がさらに進行すると、動悸やめまいから失神症状に至ることもあり、精神的な症状が積み重なれば、大きなストレスになり、うつ状態になることもあります。

この様なパターンを繰り返すと、外出することさえも恐怖になってしまい、引きこもりへとつながる可能性もあります。

 

集合体恐怖症の症状が進行して、精神的、身体的な異常を感じることがあれば、早めに専門のカウンセラーや心療内科などの専門医へのご相談をおすすめします。

 

集合体恐怖症チェック

 

あなたが集合体恐怖症であるかどうかが気になる方は以下の項目をチェックしてください。

  • ハチの巣やハチの巣上のモノを見ると嫌な気分や不安になる。
  • 泡状のものをみると嫌な気分や不安になる。
  • 特定の動物のまだら模様を見ると嫌な気分や不安になる。
  • 上記のいずれかを長い間、見ることができない。
  • 上記のいずれかを見ると、震え、吐き気、かゆみ、めまいなどの症状が出る。

 

集合体恐怖症に特定の診断方法はありませんが、上記のような症状が典型的なパターンだと言われています。

 

症状の原因と理由

 

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エセックス大学脳科学センターのウィルキンスとコールは、世界で初めてトライポフォビアを調査研究しました。

彼らが、「心理科学(2013年)」という科学誌に投稿した記事によると、トライポフォビアの症状は、危険な有毒生物の形状を警戒する脳の「無意識的な反射反応」だと述べています。

つまり、有毒生物のもつ「色鮮やかな斑点模様」は、集合体恐怖症の人が恐怖感や不安感を感じる、「つぶつぶ模様」と共通しているということです。

人間は、太古の時代から有毒生物を警戒しながら生き延びてきたため、その命を脅かす危険な生物の形状を視覚的に認識する能力が私たちの遺伝情報の中に組み込まれてしまったのですね。

上記のように集合体恐怖症の原因は、人間の進化の過程で形成されてきたものだということですが、発症のきっかけには過去の経験やトラウマの影響が大きく関係しているようです。

 

例えば・・・

  • 幼少期に蟻や蜂などの虫の大群を見て気持ち悪いと思う。
  • 魚卵などのつぶつぶ状の食べ物を見て「イヤッ」と感じた。
  • 麻疹(はしか)などの病気に罹った皮膚を見た。

等々の経験が脳裏に焼き付いて発症の原因になると言われています。

 

また、この症状は、幼少期に限らず大人になってからでも発症するので、明らかに誰が見ても気持ちが悪い「蓮コラ」などはむやみに見ないほうが良いでしょう。

*「蓮コラ」とは、蓮(はす)の模様を人の皮膚などに合成して、一般の人が見ても嫌悪感を抱くようなコラージュ画像を作ること。

 

集合体恐怖症の克服法

 

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ここでは、どうしたら集合体恐怖症を克服できるかについて段階ごとに説明していきます。

これは、恐怖症の対象に対して原因を段階的に掘り下げていき、恐怖症を改善しながら克服していく方法で、「暴露療法」とも呼ばれています。

この方法は、セルフで出来るものですが、心身的に重度の症状がある場合は、専門家へのご相談をおすすめします。

 

パターンリストの作成

 

集合体恐怖症を克服するためには、まず、あなたの症状の原因(トリガー)となる「模様のパターン」を特定します。

あなたの恐怖感、不安感、その他のネガティブな症状の引き金となる「模様のパターンリスト」を作成しましょう。

そして、一番に恐怖や不安を感じるパターンがあれば、そのリストの中でランキングをしてください。

優先順位がついたら、上位順に対処していきます。

 

根本的な原因を見つける

 

リストが完成したら、次に集合体恐怖症が始まった時期を思い出してください。

 

その時どんな経験をしましたか?

 

何か変わったことをしましたか?

 

どんな気分がしましたか?

 

思い出しエピソードの中で、何か新しい発見はありますか?

・・・このように思考を巡らせることによって「根本的な原因」が浮き彫りになってきます。

 

自分自身を教育

 

ハチの巣

 

集合体恐怖症の恐怖感や不安感を軽くするための効果的な方法として、あなたが今、恐怖を感じているもについての真実を学ぶことがあります。

恐怖感の原因(トリガー)について、詳細を分かりやすく説明して、自分自身を教育することが大切です。

恐怖の源についての詳細を詳細を学ぶことは、その恐怖を克服するために大変有効な方法です。

 

もし、あなたが「ハチの巣」を見るときに恐怖や不安を感じる場合、ハチの巣ついての詳細を学びます。

百科事典でもネットでもよいので、ハチの巣やハチについての詳細(ポジティブ面)を調べてください。

 

例えば・・・

  • ハチの巣はどんな目的で作られているのか?
  • ハチの巣の構造はどうなっているのか?
  • ハチの巣は人間にとってどんな役に立っているのか?
  • ハチの生態系は?
  • ハチは益虫に分類される?
  • ハチミツはどんな味?
  • ハチミツは健康にとってどんなメリットがある?

 

恐怖症のあるハチの巣に関して調べることは、最初は苦痛かも知れませんし、思わず目をそむけてしまうかも知れません。

しかし、逃げることは恐怖心をさらに強くしてしまうことにつながります。

「暴露療法」は、恐怖症を克服するために大変効果的な方法ですが、繰り返し繰り返し、反復して行うことが必要です。

そして、その時に抱いた感情(ネガティブな感情も含む)を記録しながら続けてください。

 

このワークを続けていく中で、例えば、「ハチの巣の構造の精密さには驚くべきものがある、今日はパンにハチミツをたっぷりつけて食べたい!」という風に感じることができれば成功です。

 

こころと身体の健康管理

 

身体の健康はこころの健康に影響し、また、こころの健康は身体にも影響します。

ヨガ、瞑想や呼吸法など、こころと身体の健康にとって良いことを始めることをおすすめします。

自然でカラダに良い食べ物をすすんで摂りたいですよね。

30分程度の無理のないウォーキングを定期的に続けることは、こころとからだの健康にとって大変効果的です。

朝日を毎日15分程度浴びることは、うつ病予防にも効果的だと言われています。

もちろん、最低6時間以上の十分な睡眠をとることも大切です。

 

ヒトの脳(潜在意識)は、現実と想像、善悪とかは関係なく、本人のもつイメージと合致した身体反応を再現してしまう特徴があります。

また、潜在意識は繰り返されるメッセージに強く影響されるので、身心の健康につながる行動やワークを少しずつ習慣化することが、こころと身体の健康を維持していく一番の鍵ですね。

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