朝ヨーグルトは太る?絶食誘導脂肪因子(FIAF)とは何か?

yogurt

ここ数年「ヨーグルトダイエット」が人気ですよね!

今や朝のヨーグルトといえば健康的な朝食の代名詞となっていますし、スーパーやコンビニに行っても、たくさんの種類のヨーグルトが、ところ狭しと置かれてあります。

ヨーグルトが、便秘解消をはじめ、体に良いことは、多くの人が体感していると思いますし、その効果は疑う余地もありませんよね・・・

近年出版された本の中に、「朝ヨーグルトは太る!」っていう理論が出てました。絶食誘導脂肪因子が関係してるっていうけど、それは一体なんなのでしょうか?

「朝ヨーグルトダイエットの効果を信じてたのに、なぜ?」って失望した人がいるかも知れません。

そこで今回は、ヨーグルトとダイエットの関係について、いろいろとお話ししますね!

 

ヨーグルトとは?

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ヨーグルトとは、牛乳を代表とする動物のミルクに乳酸菌や酵母を混ぜて作った発酵食品のことです。

他にもチーズ、納豆、キムチなど・・発酵食品はたくさんありますが、ヨーグルトはタンパク質やカルシウムを多く含み、発酵食品の中の優等生です!

乳酸菌は、ヒトの腸内にも存在して、乳酸菌がつくる乳酸によって腸内を酸性に保って腸内環境を健康的に整えています。

 

人間の腸内には善玉菌(腸の健康維持に貢献)と悪玉菌(腸に害を及ぼす)の腸内細菌が生息しています。

100種類以上、100兆個以上の腸内細菌が存在して、善玉菌と悪玉菌が常 に勢力争いをしています。

その終わりなき勢力争いの中で善玉菌が優勢の時は、おなかの調子が良く、劣勢の時は、おなかが不調になると考えると分かりやすいです。

おなかの不調の代表選手は、なんといっても便秘ですよね!

 

絶食誘導脂肪因子(FIAF)とは?

『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』という本の中で何度も登場した、朝ヨーグルトが太る理論のもとになっている絶食誘導脂肪因子(FIAF)とは、いったい何ものでしょうか?

それでは、絶食誘導脂肪因子をヒトのエネルギー消費にからめて説明してみたいと思います。

ヒトのエネルギー源

ヒトが活動するためのエネルギー源は、大きく2つに分けることができます。

それは、糖と脂肪です。

エネルギーをお金に例えると、糖は財布のお金(小銭)で、脂肪は貯金(大金)です。

あなたが日頃、ちょっとした買い物をするときは、財布の中のお金を使いますよね!

つまり、糖は、私たちが日ごろ使っているエネルギー源だということです。

しかし、財布のお金(糖)は、続けて使う(継続した運動をする)と思いのほか、早く切れてしまいます。

そこで、登場してくるのが、虎の子貯金(脂肪)です!

ヒトは財布のお金(糖)を使い果たして、金欠状態(エネルギー切れの空腹状態)になると、貯金(脂肪)を崩して、お金(エネルギー)を使い始めます。

 

絶食誘導脂肪因子の登場

そこで登場するのが絶食誘導脂肪因子(FIAF)です!

FIAFは、絶食状態、つまり、空腹状態になると脂肪細胞が出すタンパク質で、脂肪分解を促進し、脂肪の合成(貯蔵)を抑える働きをします。

 

FIAFの増加は、中性脂肪を体に取り込む作用がある酵素、リポ蛋白(たんぱく)リパーゼ(LPL)を抑制し、それによって脂肪の吸収を減少させます。

ラットを使った研究では、ラットの体にFIAFを大量に発現させることによって、体脂肪が50%も減少したという報告があります。

 

このようにFIAFは、脂肪代謝や肥満症の予防にとって非常に強力な役割を担っていることが、さまざまな研究で証明されています。

一方で、インスリンは、FIAFの働きを抑制することが分かっています。

つまり、糖分を多く摂ると、それを代謝するために膵臓(すいぞう)から大量にインスリンが出るので、脂肪代謝を促進するFIAFの働きが抑えられるということです。

また、乳酸菌などの腸内細菌は糖を分解して、糖の消化、吸収を助ける働きがあるので、FIAFを抑制します。

 

朝ヨーグルトは本当に太るのか?

ヨーグルト自体はとっても体にいいものですが、朝にヨーグルトを食べることは、果たして太る原因になるのでしょうか?

さまざまな研究結果から、朝から糖分をたくさん摂ることは、FIAFを抑制して、体脂肪の貯蔵を促進しますし、腸内細菌も糖の分解と吸収を促進して、FIAFを抑制します。

だから、糖と脂肪と乳酸菌を含むヨーグルトを、朝っぱらから空腹の状態で食べると太る!?

確かに、これって理論的に間違いはないと思いますが、ただ一つ、抜けていることがあります。

 

それは、その人の体質ライフスタイルです。

ダイエットには、基礎代謝(=何もしないでも消費するエネルギー量)と生活活動代謝が大きく影響します。

例えば、基礎代謝が高く、活動的なライフスタイルの人が、朝ヨーグルトを食べるだけで太ることなんてないと思います。

むしろ、ヨーグルトのベネフィットのほうが大きいと思います。

朝ヨーグルトで太るかどうかは、個人の仕事やライフスタイルに大きく影響されます。

確かに座っりっぱなしの仕事で、運動嫌いの人には、いくらか影響が出るかも知れませんが・・・

 

効果的な食べ方とタイミング

夜にヨーグルト

 

腸の消化活動が活発になる時間帯は10pm~2amの間です。

その時間帯に腸内の善玉菌が多いことは、腸にとってはベネフィットがあります。

善玉菌は消化吸収や代謝の補助の他に、免疫力のアップ、美肌効果、抗アレルギー効果が期待できます。

乳酸菌が腸に届くまでには、3時間程度かかるので、夕食後にヨーグルトを食べると、ベストなタイミングで腸に善玉菌が届くでしょう!

 

実際、ある研究で被験者に毎日200gのヨーグルトを夕食後に食べさせたところ、被験者の血中コレステロールが明らかに減少したという報告もあります。

ちなみに、明治ブルガリアのプレーンヨーグルト200gで124kcalありますで、食事のカロリーバランスも考えましょうね!

以上を考えると、ヨーグルトを食べるタイミングは夕食後が一番おすすめですね!

また、朝ヨーグルトよりも、午後10時過ぎヨーグルトのほうが太る可能性が大だと思います。

夜10時過ぎて食事すると、腸の脂肪吸収率もアップしますし、体にいいものでも食べすぎは逆効果です!

 

まとめ

朝ヨーグルトが太るかどうかは、個人のライフスタイルによって変わります。

ヒトの消化活動のリズムから考えると、夕食後のヨーグルトは健康的なダイエットにとって大変効果的です。

どんなに体に良いものでも、食べ過ぎは逆効果なので、カロリーにも注意しましょう。

 

コレステロールに関しては、この記事もご参考下さい!

参考記事:コレステロールは体に悪くない?実はLH比と酸化LDLが悪玉のボス!

 

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